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筋肉の緩和

筋肉は使った後は緩める必要があります。
筋肉はゴムと同じで伸びたり縮んだりすることで体を動かします。
力をいれればギューッと収縮し、腕や首や脚が動きます。
力を抜けば緩和するのが普通です。
しかし、仕事やスポーツなどで筋肉の限界を超えて使った後は筋肉痛になったり、筋肉が固くなったりします。
それは、キャパシティ以上の動きをすると筋肉の細かい筋繊維が切れるからなのです。
また、筋肉を使えば疲労物質が出ますが、固くなった筋肉は血流を悪くしますのでなかなか疲労が抜けません。
ですから、筋肉を再び元気に回復させるためには、意識して筋肉を緩和させることが重要になってきます。

筋肉緩和の方法

深呼吸することは筋肉緩和につながります。
サッカーのペナルティキックなどの前にキッカーが深呼吸している光景をよく見ます。
あれは深呼吸して体をリラックスさせているのです。
深呼吸すると酸素が大量に体内に取り入れられ、筋肉の緩和が促されます。

ストレッチ運動も筋肉の緩和にいい方法です。
運動の前後や仕事の合間に行なうストレッチ運動で、筋肉がほぐれ、血流がよくなります。
血流がよくなると疲労物質も除去されていき、細胞組織も活性化されやすくなるのです。
筋肉も温まり、柔軟性が出てきます。
使っていない時には筋肉が緩和してリラックスすることで、次の活動への備えができるのです。

ツボ押しも筋肉緩和に効果があります。
東洋医学で研究されているツボを押すことで、自律神経が刺激され筋肉緩和につながります。
ツボを押すと痛気持ちいい感じがします。
それは筋肉の表面にある痛点、痛みを感じる細胞を刺激しているからなのです。
この痛点を刺激すると脳が痛みを感じ、痛さを感じた筋肉を意識し始めます。
その結果として神経系が活性化され、筋肉の収縮状態が解かれていくのです。

軽い有酸素運動

筋肉を激しく使った後などは、軽くジョギングするなど軽めの有酸素運動も筋肉を緩和させるのに有効です。
サッカー選手なども試合の次の日は、全休するよりも軽く運動したほうが疲労が消えるといいます。
それは、軽めの運動をする事で血流がよくなり、疲労物質とフレッシュな酸素の入れ替えが進むからなのです。

睡眠

しっかりと睡眠を取ることも、筋肉の緩和に役立ちます。
睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠があり、普通はそれを交互に繰り返すのが睡眠のパターンとなっています。
レム睡眠の時は脳の活動レベルは高いのですが、筋肉は弛緩しています。
新陳代謝も高いレベルで行なわれます。
反対に、ノンレム睡眠の時は脳活動は低下していますが、筋肉は完全には弛緩していなくて寝返りを打ったりします。
寝返りを打つことで筋肉がほぐれる効果もあります。
このレム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返すことで、筋肉を含めた肉体は回復してフレッシュになるのです。
しっかりと睡眠を取ることで筋肉の緩和につながり、四十肩の予防にも効果があるのです。