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鍼灸マッサージで筋肉緩和

四十肩のつらさに対処するのに、鍼灸マッサージといった治療法を選択することもできます。
鍼灸治療は、ツボに鍼を打ち込んで治療する方法です。
また、マッサージ治療は体をもみほぐすことで回復に向かわせる治療です。
整形外科にある程度通っても症状が軽減されない場合に門を叩く方も多くみられます。

鍼灸治療

鍼灸治療は細い鍼を体に刺して治療する東洋医学の技法です。
鍼を刺すことによって、痛みが和らぐ鎮痛効果があるのです。
鍼を体に2ミリから3ミリ程度刺すことで、脳内のエンドルフィンと呼ばれる物質を分泌させる効果があります。
また、鎮痛効果だけでなく、筋肉を緩和させたり、血流を促進したり、自律神経を調整したりとの効果もあるとのことですから、じわりじわりと効いてくるのでしょう。

四十肩で鍼灸治療をする場合には、肩関節の中でも原因となっていると思われる筋肉を中心に鍼を刺していきます。
肩関節には、背中から、首から、脇の下から、肩周辺とさまざまな方向の筋肉があります。
腕が上がりにくい方向を検査することで、問題となっている筋肉を見極めていきます。
腕を真横に上げにくい場合には首の筋肉が、腕を後ろに回しにくいという場合には肩から背面の筋肉や脇の下からの筋肉を、そして腕を前に上げにくい場合には鎖骨から胸にかけての筋肉を緩めていくのです。

他の治療でどうしても肩が上がらない場合などは、鍼灸治療が効果を発揮するかどうか、試みてみるのもいいでしょう。

マッサージ治療

マッサージ治療は体を揉むことで血流を良くして古い細胞組織を流し去り、こわばって固まってしまった組織を柔らかくしていきます。
また、神経や筋肉の興奮性を高めて機能を活性化させます。
また、痛みで緊張した部分をほぐして鎮静作用も行ないます。
肩関節周辺には、複雑に筋肉がたくさんついています。
大胸筋や小胸筋、僧帽筋、棘上筋といった筋肉を優しくほぐしていくことで、四十肩で起こる拘縮を緩和していけるのです。

四十肩は血行悪化から滑液包炎症が起こるともいわれています。
普段から肩こりや首こりを溜めないでおければいいのですが、四十肩が起こる四十代や五十代は責任が多く、休んでいられない方がほとんでです。
仕事上では管理職であり、家庭では子どもの世話があり、まず自分の体よりもそちらを優先させなければ生活が成り立っていかないことが多いのです。
そんな責任が多いところに来て、体はだんだんと衰えてくると無理が来ても仕方がありません。
そんな社会人としての立場と中高年としての衰えの挟間で起きる四十肩は、コリをほぐしてあげることが重要なのです。